着つけられ上手な人

京都レンタル着物・出張着付けの菊花房、小松です。

日々着付け上手になるべく精進している私ですが、時折お客様で「この方は着つけられ上手だな~」と感じる方がいらっしゃいます。

もちろん体型や骨格で着付けやすい方、難しい方といらっしゃいますが、体型や骨格に関しては着つけるこちらの腕が試されるところ。

それとは別に、着付けしやすい方っていらっしゃいます。

どんな人か?
すごく簡単なことなので、着付けてもらうときに参考にしてみてください。
これは自分で着る時にも当てはまることです。
きっと着付けもスムーズに、よりきれいな仕上がりになりますよ(^u^)

まず第一に、まっすぐ前を向いて立っていてくださる方。

そんなの当然・・・と思いきや、やっぱり手元が気になるんですね。
ついつい着付け士の手元を見たくて下を向いたり、一緒にいる家族やお友達と話していたらついそっちを向いてしまったり。

目線だけでもよそみをしてしまうと、骨格から動いてしまうので、骨に沿った着付けが難しくなるのです。
また中心が狂ってしまい、襟あわせがおかしくなってしまったり(-_-;)
着物は左右対称が大事です。体はもちろんのこと、顔もなるべくまっすぐ前を見ていましょう。

第二に、動かないでいてくださる方

これは第一の理由とほぼ同じです。ご自分でも着付けのできる方ですと、ついつい手を動かして補助したくなるのですが、できるだけ動かない方がベストだと思います。

動かないでといっても、ついふらついちゃうという方は、足をこぶし二つぶんぐらい開いて立ってください。そして親指側に重心をおいて、肩の力を抜きましょう。

第三は、要望を率直に伝えてくださる方

美しく、楽に着ていただけるようにと心をくだいて着付けしていますが、やはりそこは他人の体。紐の締め加減についても苦しいか、丁度いいかの感じ方は様々です。
苦しい場合はすぐ伝えましょう。

私の場合、お客様が「きつい」とおっしゃった場合、一番大事な腰ひも以外は出来る限りゆるめます。特に胸回りの紐はきついと息ができず、気持ち悪くなる一番の原因になるからです。
ただ、腰の紐は締めた時は多少苦しくても、5分後にはなじんでいることが多く、また、ここがゆるむと着物がずってくるため、「5分後に苦しかったら言ってください」とお願しています。もちろん5分後にきつかったらずり落ちてこない範囲でゆるめます。

紐の位置によっては着付けが終わってから伝えても、もう一度脱いでもらわなくては直せない場合もあります。苦しいと感じた時にはすぐに伝えた方がいいですね。


この記事、ほんとは成人式の前にアップしたかったのですが・・・(>_<)
忙しさにまぎれて遅くなってしまいました~。すみません。

来年に成人式を迎える方、参考にしていただけたらと思います(^-^)



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