浴衣を着た時に気を付けたいマナー

こんにちは。
京都の出張着付け・着物レンタルの菊花房 小松です。

本格的に夏になりましたね。
浴衣の季節です!

花火大会や、お祭り、デートでお食事の時に浴衣を着る予定なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?

せっかくかわいい浴衣を着て、ラブラブな彼氏とデートしても、ちょっとしたことで「なんか浴衣姿変だな」とか、「浴衣似合わないな」なんて、思われたくないですよね?

これからお教えするちょとしたマナーや、しぐさのコツを知っておけば、恥ずかしいことにならず、しっとりした大和なでしこをアピールできますよ!

<知っておきたい浴衣のマナー その1 足は内またで!>
普段洋服に靴の生活を送っていると、もちろんつま先は外を向いている、いわゆる外またで歩いていることと思います。

洋服に内または逆にかっこ悪いですしね。

でも!

浴衣の時は、絶対に内またで歩いてください

外またで歩くと、浴衣の裾がだんだんはだけてきて、生足が見えてしまいます。
裾がはだけると着崩れのもとにもなりかねません。

なにより浴衣に外またはかっこ悪いのです!

外またはダメ

これくらい内またがいい

立ち止まっているときも気にしてみましょう。
知らず知らずのうちに、信号待ちの時など外またになっていませんか?

これ、意外と道路の向こう側の人にも見えて、「あの子、せっかくきれいに浴衣きているのになあ」と思われることに・・・。

<知っておきたい浴衣のマナー その2 椅子にすわってももたれるな!>
自分には自分の背中は見えませんが、一緒に出掛けている人にはよく見えてます。

浴衣の後ろは、帯を可愛く結んであります。
ちょうちょ結びのようなものや、リボンのような文庫結びなど。

結び方によっては背もたれにもたれかかっても問題ないものもありますが、大体は立体的な帯結びになっているので、背もたれにどて~っともたれかかるとせっかくの帯結びはぺちゃんこに
よく街中で見かける光景です。
もたれると帯がぺしゃん!

浅く座ると見た目も綺麗

椅子に座る時には浅く腰かけてくださいね。

どうしても椅子にはもたれかかりたい!という人は、帯結びを「貝ノ口」や「矢の字」、もしくはそれのアレンジ版にしてもらうといいですよ。

<知っておきたい浴衣のマナー その3 二の腕は出さないで!>
二の腕がたるんたるんだから・・・じゃないですよ(*^^*)
二の腕に限らず、腕はできるだけ出さないようにするのが、着物姿をきれいにみせるコツです。

お食事しているときなど、少し遠くにあるものを取るなら、たもとをもう一方の手で押さえます

できるだけ腕は体につけるように脇をしめるときれいに見えます。
腕が見えると子供っぽい

たもとを抑えるしぐさがいい
また、意外と腕が出てしまうのが、電車やバス。
浴衣で電車やバスに乗る時は、ぜひつり革でなく、てすりにつかまってください。
つり革につかまると、もれなく腕が丸見えです。

どうしてもつかまるところがつり革しかない!という時は、もう片方の手で少したもとを抑えてくださいね。

<知っておきたい浴衣のマナー その4 トイレでは裾にご注意>
浴衣や着物を着た時のトイレのやり方、知ってますか?

あんまり人に聞けないですよね。
昔は母親や祖母から着た時に聞いて教わるものでしたが、最近ではお母さん世代も着物を着る機会が減って、覚えていないことも多々。

知らないでいざ用を済ませようと四苦八苦しているうちに、着崩れたり、裾が汚れてしまったり

そんなことにならないよう、これはぜひ覚えてからお出掛けしてください。
1、左手で上前の裾を持つ

2、右手で下前の裾を持つ

3、裾を持ち上げて帯と着物の間に挟む

4、着物スリップ(インナー)はスカートのように扱えます


<知っておきたい浴衣のマナー その5 首や肩はフリーにしておこう>
こんなこと、改めて言うことなの?
・・・と年配の方は思われるかもしれません。

でも、お祭りや花火大会で絶対みかけます。首にカメラを提げていたり、肩にバッグをかけている浴衣姿の方!

「なんでそれがだめなの?」

と思われるかもしれません。

実は、これをやると着崩れしやすいのです!

襟元が前にのめってきて、襟合わせがゆるゆるの悲惨なことに・・・。
胸元がはだけちゃいます。
襟が崩れて疲れた印象に

バッグに入れて、手で持とう
清楚な雰囲気を保ちたいなら、荷物は手で持つバッグや巾着に入れて持ち歩いてくださいね。

<浴衣を着た時に持って行った方がいいもの>
番外編じゃないですけど、これ、ぜひ持っていってほしい。

ばんそうこう。

下駄をはきなれていないと、もしくは甲が高い方はきっと鼻緒で足が擦れて痛むと思います。
私もよく着物を着る割に、なぜか下駄だけは足が擦れていつも皮がめくれてしまいます。

せっかく楽しいイベントに出かけても痛みが気になって楽しめなかったり、変な歩き方になってしまったり。
ばんそうこうがあれば、乗り切れますよ。

甲が高いからすごく不安だな、という方は、思い切ってサンダルをはくのも浴衣ならありだと思います。
浴衣に合いそうなエスニックなものとか、キラキラがついたちょっと細身のものとか。
最近は浴衣用のサンダルも出ているようなので、いろいろ探してみてくださいね。


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