「シミ抜きの秘法百種」

ついついタイトルにひかれて買ってしまった。
昭和八年発売の「主婦の友(三月号)付録」。


キャプションの通り、中身は「衣類一切の繰回しと繕い方」
シミ抜きのいろいろな方法も事細かにのっていました。

なかなか大胆なのが、汗染みをとる方法。
ちょっとご紹介してみますと
1)汗染みのついた着物を脱いだらすぐにバケツの上にシミ部分をのせ、やかんで水をじゅうじゅうとかける。
2)タオルを敷いた上に先ほどの部分をのせ、別のタオルか手ぬぐいで押しつける。
3)衣紋かけにかけて干す。
4)縮まないものはアイロンをかける。
5)縮むものは湯のしをする。(これもやかんでお湯をわかして、ふたの代わりにじょうごをかぶせてその上に着物をかざす、家庭でできますよ方式)

自宅で着物のメンテナンスをしなくなった現代人にとっては「バケツの上で水をじゅうじゅうかける」が衝撃的!そんなこと、していいの~~~?
今まで、霧吹きで水をふきかけて布でたたいてとるやり方は違う本で読んだけど。

そのほか醤油のシミはこう、血のシミはこう、カビはこう、と事細かに書いてくれてました。
でもややこしいものは専門家へというのはやはり昔も同じ。けっしてさわらずにそのまま持っていこうと書いてありました。

ちなみにこの本、先日ご紹介した骨董雑貨屋さん、SARASQUEにて購入しました。今日はほかにトンビコートもあって、つい3着購入。おかねが無かったので、後日受け取りに行くことをお約束して、お取りおきしてもらいました!
ところでSARASQUEの入口には先日仕入れたという犬の剥製がおいてあり、骨董屋テイストが3割増しになっていました・・・。

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